A:11 NINはどんな機材を使っているのか
SEAN BEAVAN(NINの非凡なエンジニア)による:(そして私が引用した)

『これがスタジオ用機材の短いリストである:

トラッキングコンソール- amek mozart 56 input automated desk (それとrupert neve modules)
ほとんどの場合、ssl series g consoles (72 input and up) でミックスをしneve vr desksでリミックスをする。

outboard用機材---

neve と sslのstereo compressors
neve mic pre's
pultek eqs
focusrite eqs
summit eqs
la 2a compressors
urie 11 76 compressors
urie la 3a compressors
eventide h3500
eventide h3000
lexicon 300
zoom 9030と9050's
delayの組み合わせ

マッキントッシュquadra 950, マッキントッシュ 2ci
barracuda と pro tools のハードディスク
akaiのサンプルを貯めておくための光磁気ドライブ3つ
2 akai 1100s
2 akai exs
2 kurzweil k2000s
1 emu e4 (emuの好意による…結構な代物だ)
3 minimoogs
2 prophet vs
1 oberhiem expander
1 ppg wave with waveterm
1 arp oddessy
1 doepfer analog sequencer
1 oberhiem analog sequencer
1 ob mx
1 roland mks 80
1 roland r70
marshall jmp 1
雑多なギターペダルと安物のドラムマシーン』


A:12トレントは何をささやいているのか
「SANCTIFIED」の中で、最後の歌詞の前のインストゥルメンタルの部分で、バックにとても静かな声が聞こえるだろう。これはトレントが好きな映画の一つである、OLIVER STONEの「MIDNIGHT EXPRESS」からサンプリングしたものだ。サンプリングされているのは主役が書いた手紙である。

「親愛なるお母さん、お父さん、これは僕が今までに書かなければならなかった手紙の中で、最も難しいものです。僕は何とかしてここからすぐ抜け出したいと思っていました。そうすればあなた方もそれを知る必要がなかったでしょう。だけど、今はできないんです。何が起きるか分からなくて、僕はあなた方に何も言えないんです。『ごめんなさい』は重要でしょうか。痛みをやわらげるでしょうか。あなた方にみっともない、と感じさせてしまうでしょうか。許して下さい。どうか。」

また、「PHYSICAL」の中で約30秒ささやきが続いている間中、トレントは何かこそこそと話している。TVTのマネージャーでオーナーのSTEVE GOTTLIEBについて『EAT YOUR HEART OUT,STEVE(くたばっちまえ、スティーブ)』と言っていることにほとんどの人が賛成するように思う。これは特別な歌でされたことだからだ。なぜならこれはシークレット・トラックであり、彼らはそれがリリースできるよう、明らかにばかばかしい著作権問題を通らなければならなかったのである。(トレントとSTEVEがその曲の著作権法と支払について争っていたことはよく知られている)

注:THE ADAM ANTの「PHYSICAL」でもささやきがあるが、最も注目に値するのは最初に『EAT YOUR HEART OUT, DO-IT. YOU CAN'T DO IT, CAN YA?(くたばっちまえ、DO-IT。できねえだろ?できるかよ?)』と言っていることだ。ADAM ANTは彼らがかつて所属していたレーベル、DO-IT RECORDSを引き合いに出している。

「MR SELF DESTRUCT」でもトレントは実際に『I AM AN EXIT(俺が出口だ)』とささやいている。


A:13 NINとの関係は?
a. THE REVOLTING COCKS

トレントは「ADDITIONAL COCK」としてTHE REVOLTING COCKS (AL、PAUL、MINISTRYのBILL、その友達)のCDシングル「BEERS STEERS AND QUEERS」の中ジャケットに名を連ねている。また、「LINGER FICKEN' GOOD」でもサンクスリストに名前(T.R.)が出ている。トレントはOGREが抜けたごく短い間、REV COとツアーをした。

b.STABBING WESTWARD

NINの(元)ドラマー、クリス・ヴレナが彼らのためにしばらくツアーに同行した。

c.FILTER

RICHARD PATRICKはプリティ・ヘイト・マシーン・ツアー中、トレントの一番の友達であり、ライブのギタープレーヤーだった。RICHARDがなぜグループを離れたかということばかりにいろいろとうわさ話が浮上しているが、現在彼はFILTERというバンドでリーダーをつとめている。
RICHARDがNINに戻ってくるかどうかについては、SPIN MAGAZINE(1996年2月号)でトレントはこう言っている…『…俺に酔っぱらって電話をかけてきて『やあ』って言うんだよ。それと俺の昔のガールフレンドと付き合ってるとか言ってさ。そういう奴らなんだ。奴らの頭の中じゃ奴らはスターなんだよね。』

しかし、最近二つのグループの間で和解のようなものがあったようだ。

ADDICTED TO NOISE MAGAZINE
(http://www.addict.com)からの引用だが、FILTERのBRIAN LIESGANGがその状況とニューヨークでの『A NIGHT OF NOTHING』について話している。

『俺たちはNINの中にまだ共通の友達がいるんだ。2,3か月前、トレントと偶然会ってちょっとぶらぶら歩いたんだ。かっこよかったね。で、俺らは何人かの友達にばったり出くわした。彼らはこのシークレット・ショーについて話してくれて、来ないかって誘ってくれた…昔俺たちがやってたのと同じにやらないか、って。

トレントもRICHも俺もみんなバドワイザーとテキーラが好きだったから、座ってしばらく飲んでいた。そしたらRICHが『なあ、「HEAD LIKE A HOLE」をもう一回やりたいな』って言ったんだ。そしたらトレントは『オーケー』って…。簡単なもんだよ。どんなヤバいやりとりもなかった。かっこいいと思ったね。トレントはぶらりと彼のところにやってきて言ったんだ。『やってやろうぜ』ってね。そう、彼はおとなしくやってたよ…。』

d.DIE WARZAU

CHRIS VRENNAとJAMES WOOLLEY(元キーボーディスト)はDIE WARZAUでシカゴを拠点とする、いくつかの流行のバンドに関わっていた。現在DIE WARZAUはもはや存在しない。TVTのなりたがり屋たちに感謝。

e.TORI AMOS

トレントはTORI AMOSのCD「UNDER THE PINK」の中の「PAST THE MISSION」でバッキングヴォーカルを担当している。しかし、ビデオに彼は登場しない。
それと、もう一つの注意点:たとえ彼女がLITTLE EARTHQUAKESの「NINE INCH NAILS」を話に出したとしても、ここからトレントが自分のバンドの名前をもらったわけではない。ナインインチネイルズはこのCDが発売されたとき、すでに多くの功績をもって存在していた。

また、「...MADE MY OWN PRETTY HATE MACHINE...」というフレーズが彼女のニューアルバム「BOY FOR PELE」の「CAUGHT A LIGHT SNEEZE」の歌詞に登場する。

f.DAVID BOWIE

DAVID BOWIEの70年代後半のレコードは、とりわけTDSをレコーディング中のトレントに多大な影響を与えた。彼の曲は「MR. SELF DESTRUCT」(セクション E:5を参照)のリミックスを含む、NINの曲の中でいくつかサンプリングして使われている。トレントはBOWIEのアルバム「OUTSIDE」の「THE HEART'S FILTHY LESSON」という曲のリミックスを手がけてている。また、NINはDAVID BOWIEのツアー「OUTSIDE」で一緒にツアーをした。
CHRISはこうつけ加えている:『ところでさ、DAVID BOWIEは神さまだよ』

最近、トレントはBOWIEのアルバム「Earthling」からのシングル「I'm Afraid of Americans」のリミックスを5曲行っている。トレントはバック・ヴォーカルとしても1曲参加し、Ice Cube(セクションA:28を参照のこと)も他の曲でラップで参加している。

g.MINISTRY

トレントとAL JOURGENSONの二人がシングル「SIN」の「GET DOWN MAKE LOVE」(セクション B:5を参照)をリミックスしている。トレントとALはまた、同時期(A:10aを参照)にREV COに在籍している。彼らは1,000 HOMO DJs(A:10iを参照)のメンバーでもある。

h.GUNS N' ROSES

トレントとその仲間たちはロラパルーザ・ツアーの後、GnRのために短い期間だがツアーに出た。

それについて彼が話したのがこれだ。
「MUSICIAN」から引用:

『…AXL ROSEが俺たちとコンタクトを取って来たんだ。彼は俺たちのファンだったし何かと助けたがっててさ。俺たちはヨーロッパへ行って、Gn'Rのショウの前に混乱してる観客に何をしたらいいか考えた。で、俺たちはやってみたんだけど、観客は俺たちを嫌ってたんだ。始めるのが怖くなって、ステージ上で話したんだ、ドイツの65,000人の観客を前にしてさ。最初の曲はうまくいった。2曲目に観客は俺たちが後に出演するSKID ROWじゃないことを認識し始めた。3曲目で彼らは自分たちが聞いているのがシンセサイザーの音で、「攻撃の時間だ」という事実を確信した。人を麻痺させるような巨大なスタジアムで、夢中になっている観客の光景には何かあった。俺は笑いだしてしまって、考えられるすべての言葉で彼らを侮辱したんだ…』

i.1,000 HOMO DJs

TRENTとAL JOURGENSONは1,000 HOMO DJsのためにBLACK SABBATHの「SUPERNAUT」をカバーした。しかしTVTのおかげでAL JOURGENSONはトレントをボーカルから外させられた(その後、ALはオフィシャルの1kHDからのリリース用に「SUPERNAUT」をまったく歌わなかった事実が明らかになった…しかし、彼はトレントのヴォーカルでプレイし、TVTにもう一度歌わせるようにと言った)。オリジナルヴァージョンはWAX TRAXの3枚組コンピレーションアルバム、「BLACK BOX」で探すことができる。

j.PIGFACE

子供っぽい心の持ち主、ドラマーでプロデューサーのMARTIN ATKINSのPIG FACEは登録されているミュージシャンが頻繁に交代するために、象徴的なアダ名『インダストリアル・スーパー・グループ』で呼ばれている。トレントは、このバンドが最初に世に出したアルバム「GUB」で、「SUCK」のオリジナルヴァージョンを作り、歌うことで関わるようになった。
また、彼は「THE BUSHMASTER」でもループ制作者としてクレジットされている。トレントとCHRIS VRENNAは「WELCOME TO MEXICO...ASSHOLE」ツアーでしばらくPIGFACEと一緒に回った。SKINNY PUPPYのNIVEK OGREが「SUCK」を歌っている、PIGFACEの「GLITCH」というビデオでトレントを見ることができる。

PIGFACEとトレントの間に、トレントがこのバンドから出た境遇に関する、個人的な騒動の噂がいくつかある。しかしATKINSは自分たちの関係は『とてもうまく行ってるさ。他の友情と同じようにね』と主張している。

k.CURVE

トレントとFLOODは「BLACKER THREE TRACKER TWO」の1曲目、「MISSING LINK」のリミックスをした。

l.PUFF DADDY

トレントはシングル「Victory」の為に「Victory」をリミックスした。また、MTVの番組『MTV's Celebrity DeathMatch』でクレイメーションによる死闘を演じた。

m.APHEX TWIN

Aphex Twinの名前はhalo10「Futher Down The Spiral」のインナーノートのリストに入っている。
「7. at the heart of it all -created by aphex twin」

n. Megadeth

トレントはオランダ版の_Foreclosure_of_a_Dream_に収録されている "Symphony of Destruction" (The Gristle Mix) 9:50のリミックスを担当している。
ライナーノーツの記述によれば、 *Re-produced by Trent Reznor; Deconstruction
team: Sean Beavan, Chris Vrenna.となっている。


A:14 誰がNINの曲をカヴァーしているのか
たくさんのバンドがやっているわけではないが、興味深いことに、あるバンドがやっている。Trixter(そう、あのTrixter)が少し前に「Terrible Lie」をカヴァーしており、Devoが「Head Like a Hole」を「Supercop」のサントラでリメイクしている。また、「nine inch richards」と言うバンドが「Closer」のパロディを「Closer to Hogs」と言う、「Closer」のシングルにあるタイトルをもじったものをつけてやっている。Maxwelも「Closer」を歌詞を一部変えて歌っていた。また、Ice Cubeが「Hurt」を彼のプロジェクトの作品にサンプリングして使用している。
Tea Partyがライヴで「Hurt」をカヴァーしたこともある。

自称「バカ歌大王」のAl Yankovichが彼のシングル「Alternative Polka」で「Closer」を部分的にリメイクし、アルバム「Running with Scissors」の「Germs」では「Closer」とDavid Bowieの「I'm afraid of americans」を使っている。


A:15『NOTHING』とは何か
オハイオ州クリーブランドのトレモントにある「NOTHING」はトレント・レズナーのレコードレーベルである。このレーベルのおかげで、トレントは「要求については悪評の高い」このレーベル以外では世に出てこないバンドを数多く提供した。
トレントは自分がそうしてほしい、と思っていたのと同じ敬意をもってこのレーベルのバンドを扱っている。MARILYN MANSONによれば『トレントは僕らにアーティスティックな自由を十分与えてくれた。他のレーベルではバンドに与えるものだ、なんて考えられることもないような自由をね』。
遅かれ早かれトレントは今の立場をやめたくなって、プロデュースだけしたいと感じるようになるだろう。『ポイントはね、俺が両方(プロダクションとNIN)はできないというところなんだ。無理だよ。やってはみたけどね。だからいくつかの点で、俺はプロダクションに的を絞りたいと思ってる。それは本当にもっとやりたいことなんだけど、『ナインインチネイルズ』は僕の人生を秒単位で食いつくしているんだよ。』

NOTHING所属の現在のバンドリストは以下の通り(アルファベット順):

Autechre
The Bowling Green
COIL
Einsturzende Neubauten
Marilyn Manson
Meat Beat Manifesto
nine inch nails
Plaid
Plug
Pop Will Eat Itself
Prick
Squarepusher
12 Rounds
The The
Two


A:16 『LE PIG』とは何か
「LE PIG」はトレントの家であり、「THE DOWNWARD SPIRAL」を作ったレコーディングスタジオでもある。彼は『借りるときにはこれがMANSONが人殺しをしたのと同じ家だということを知らなかった』と話している。傍注によると、MARILYN MANSONが彼らのアルバム「PORTRAIT OF AN AMERICAN FAMILY」の何曲かをこの家でトレントと一緒にレコーディングしたそうだ。それは『なにか、彼らが長い間やりたがっていたこと』だったそうだ。

A:17 トレントは映画に出演したのか
1987年の映画「LIGHT OF DAY」でトレントはクリーブランドを拠点に活動する昔のバンド、「THE PROBLEMS」とともに出演していた。彼らはBUDDY HOLLYの曲である「TRUE LOVE WAYS」をカバーしている。そう、左側で傾いたキーボードを演奏している(JOAN JETTがテーブルに見える2,3秒の間、彼を見ることができる)のがトレントだ。そして後にもう一度、何かを飲んでいる彼が映る。(このシーンは1時間と17分ぐらいのところだ。)「TRUE LOVE WAYS」は「LIGHT OF DAY」のサントラには入っていない。

それから、「THE CROW」の「MY LIFE WITH THE THRILL KILL KULT」にサーフィンしているのは彼ではない。


A:18 映画で使われたNINの曲はどれか
私の知る限りでは…

●「FIXED」の「GAVE UP」のリミックス版が「YOUNG AMERICANS」の冒頭で使われている。

●「BURN」「A WARM PLACE」そして「SOMETHING I CAN NEVER HAVE」のエクステンデットヴァージョンが「NATURAL BORN KILLERS」で使われている。(トレントはこの曲を含むこの映画のサントラをすべてまとめあげた。A:19を参照のこと)

●「HEAD LIKE A HOLE」は「PLAYER OF THE ROLLER BOYS」という名の映画で使われた。

●JOY DIVISIONの同名曲のカバー、「DEAD SOULS」は「THE CROW」の劇中、およびサウンドトラックにフィーチャーされている。

●「HEAD LIKE A HOLE」は「CLASS OF 1999」でも使われている。

●HALO 9に納められている「CLOSER」のリミックス、「CLOSER(PRECURSOR)」は「SEVEN」のオープニングクレジット部分で使用されている。

●「CLOSER TO GOD」「CLOSER(INTERNAL)」「THE ART OF SELF DESTRUCTION PART 1」そしてそれぞれの別ミックスが「THE FAN」で使われている。

●「HERESY」は「THE DOOM GENERATION」で使用。

●「THE PERFECT DRUG」とトレント・レズナーだけがクレジットされている
「VIDEODRONES:QUESTIONS」「DRIVER DOWN」の2曲はDAVID LYNCHの「LOST HIGHWAY」で使われている。トレントはサントラのプロデュースもした。


A:19『NATURAL BORN KILLERS』についての話とは何か
OLIVER STONEの「NATURAL BORN KILLERS」の編集を見たときに、トレントはサントラをプロデュースすることを決めた。このために彼は80以上の曲からサンプリングをし、NINの「SOMETHING I CAN NEVER HAVE」「A WARM PLACE」「BURN」の3曲を含む非常に多様なサントラを作った。

1996年の夏には1時間以上の未発表シーン、未編集フィルムを含む「NATURAL BORN KILLERS」ディレクターズカットがリリースされた。「BURN」のビデオはこの2巻セットに含まれている。